膨満感とは
お腹が張る、ガスがたまっているようで苦しいといった症状です。便秘に伴って生じることが多い症状ですが、下痢によって生じることもあります。また、腹腔に水がたまる腹水や難病指定された潰瘍性大腸炎・クローン病など、深刻な病気の症状として生じている可能性もあります。膨満感が続く、解消してもぶり返す場合には早めに消化器内科を受診して原因を確かめましょう。
膨満感の主な症状
- お腹が張る
- ガスがたまって苦しい
- お腹がゴロゴロ鳴る
- お腹の内側から圧迫されているように感じる
- 便秘や下痢が伴う
膨満感や便が出にくい症状がある
便秘も疑われる症状ですが、大腸がんや前がん病変の大腸ポリープのサイズが大きくなった場合にもこうした症状が現れることがあります。こうした症状が続く場合は、消化器内科を受診してください。
便秘と下痢を繰り返し、膨満感がある
不安や緊張、慣れない場所などで症状が現れる場合は過敏性腸症候群が疑われます。
また、若い方の発症が増えている潰瘍性大腸炎・クローン病といった難病指定された病気の可能性もあります。
40歳以上の場合は大腸がんも考えられます。いずれにしても早期に適切な治療を受けることが重要ですので、速やかに消化器内科を受診してください。
膨満感があって便意はあるのに便が出ない
こうした症状が最近になって現れた場合は大腸がんも疑われます。
また、慢性的にこうした症状がある場合も、消化器内科で原因に合わせた治療を行うことで改善と再発予防が可能です。特に便やおならが全く出なくなった場合には早急な受診が必要です。
膨満感の主な原因
便秘や下痢は体質として諦めている方が多いのですが、疾患が原因になって生じている場合が多く、疾患がなく生活習慣などが原因で慢性化してしまっている場合も適切な治療で改善に導くことができます。
便秘は、数日排便がない、毎日排便があるが残便感がある、強くいきまないと排便できない、排便が苦しいなど、排出すべき便がスムーズに排便できない状態です。便がたまって膨満感を起こすことがよくあります。
下痢は、水分量が多い便が頻回に出る状態で、腹痛を伴うことが多く、膨満感を生じることがあります。下痢しやすい、最近になって下痢が続く場合、疾患が原因で生じている可能性があります。
膨満感を引き起こす疾患
過敏性腸症候群
下痢や便秘といった便通異常の症状を起こすタイプが多いのですが、ガスがたまる・膨満感が主な症状として現れるタイプもあります。腸の機能不全やストレス、食事、腸内フローラなどが関与して生じているとされています。
炎症性腸疾患
難病指定されている潰瘍性大腸炎やクローン病は代表的な炎症性腸疾患です。
膨満感、腹痛、下痢、血便などの症状を起こす時期と、症状のない時期を繰り返しながら進行します。原因はまだはっきりとはわかっていませんが、免疫反応が関与していると考えられています。
似た症状を起こしますが潰瘍性大腸炎とクローン病は異なる病気であり、適切な治療のためには確定診断が不可欠です。
腸炎
ウイルスや細菌といった病原体に感染して生じる腸炎の総称です。膨満感、腹痛、下痢、吐き気・嘔吐、血便、発熱などの症状を起こします。
腹水
肝硬変、がん、炎症性疾患などにより、腹腔に水がたまっている状態で、たまった水が多くなると膨満感を生じます。
大腸がん
大腸ポリープが長く放置されて生じるものがほとんどを占めます。早期にはほとんど自覚症状がなく、進行すると膨満感、便秘と下痢を繰り返す、血便、便が細くなるなどの症状を起こし、さらに進行すると貧血や食欲不振、体重低下などを起こすこともあります。
腸閉塞
腸の内容物が詰まってしまっている状態で、膨満感、腹痛、嘔吐などを生じます。多くの腸疾患によって生じる症状であり、手術後の癒着で生じることもあります。危険な状態ですので、できるだけ早く受診してください。
機能性ディスペプシア
膨満感、胃もたれ、少量ですぐお腹いっぱいになる早期満腹感などの症状が慢性的に続きますが、粘膜に炎症や潰瘍、がんなどの病変がない状態です。食事や消化管の機能不全などによって生じるとされており、状態に合わせた治療で改善が期待できます。
お腹の張りで受診した際の検査
大腸カメラ検査
上記のような疾患は、大腸カメラ検査によって確定診断が可能です。
大腸カメラ検査では、病変の有無やその特徴を詳細に観察でき、微細な早期大腸がんや将来大腸がん化する可能性のある大腸ポリープを含め、多くの大腸疾患の発見と確定診断が可能な検査です。
お腹の張りが慢性的に続く、他の症状を伴う、そして下記のような症状がある場合には、大腸カメラ検査を受けて原因を調べることをお勧めしています。
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大腸ポリープ切除に対応しているか - 日曜日内視鏡
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大腸カメラ対応 - 肛門科標榜・
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