病気・症状一覧

胃・食道・十二指腸の病気

逆流性食道炎

胃の内容物が食道に逆流することで胃酸や消化酵素によって食道粘膜がダメージを受け、炎症を起こしている状態です。胃粘膜と異なり、食道には強力な酸性の胃酸などから粘膜を守る機能がなく、逆流によって炎症を起こします。

逆流性食道炎について

胃潰瘍

粘膜などが受けたダメージが浅い場合は「びらん」、深い場合に「潰瘍」と呼ばれます。胃炎は胃粘膜にびらんができており、胃潰瘍は胃粘膜がえぐれるように深く傷付き、粘膜の一部がなくなってしまっている状態です。

胃潰瘍について

ピロリ菌

ピロリ菌は、通常の細菌が生息できない強酸の胃の中で生息可能な細菌です。ウレアーゼという酵素でアルカリ性のアンモニアをつくって周囲の酸を中和させ、持続感染を可能にしています。ピロリ菌に感染すると胃粘膜が慢性的な炎症を起こし、慢性胃炎、萎縮性胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胃がん・十二指腸がん、胃過形成性ポリープなど多くの病気を引き起こすとされています。

ピロリ菌について

機能性ディスペプシア

慢性的な胃の痛みや早期満腹感などの症状があり、胃カメラ検査をしても粘膜に異常がみられない状態です。消化管の機能的な問題や知覚過敏、食生活などが発症に関与していると考えられています。

機能性ディスペプシアについて

アニサキス

アニサキスは海洋生物の寄生虫で、幼生が食卓に上る身近な魚に寄生していることがあり、生きたままのアニサキスを食べてしまうことで腹痛や嘔吐などの症状を起こします。

アニサキスについて

十二指腸潰瘍

強力な酸性の胃酸や消化酵素によって十二指腸の粘膜が大きなダメージを受け、粘膜の一部が欠損した状態です。ピロリ菌感染が主な原因で生じ、次いで薬の副作用によって起こることも多くなっています。ストレスや飲酒・喫煙、食生活なども発症や悪化、再発のリスク要因となっています。

十二指腸潰瘍について

食道がん

食道粘膜に生じるがんで、日本では90%以上の食道がんは扁平上皮がんとされています。腺がんは5%以下とされていますが、逆流性食道炎などによる食道粘膜の慢性的な炎症が腺がんのリスク要因と指摘されており、逆流性食道炎の患者数が上昇傾向にあるため今後増加する可能性があると考えられています。

食道がんについて

胃がん

胃がんは、胃粘膜にできたがん細胞が無秩序に増殖して発症します。胃がんのリスク要因としてピロリ菌感染があります。ピロリ菌に感染すると慢性的な胃炎を繰り返し、進行すると胃がんの発症リスクが高い萎縮性胃炎を発症することがあります。

胃がんについて

大腸の病気・肛門の病気

過敏性腸症候群

慢性的な腹痛や下痢・便秘などの症状が起こりますが、腸粘膜に炎症などの病変がない状態です。主な症状は、腹痛が伴う便通異常(下痢・便秘)で、排便後には一時的に症状が軽減されます。発症の原因はまだ完全にはわかっていませんが、緊張や不安などのストレスによる腸の機能不全、腸内フローラの変化などが発症や症状の悪化に大きく関与すると考えられています。眠っているときには症状を起こさないことが大きな特徴となっています。

過敏性腸症候群について

潰瘍性大腸炎

近年になって罹患者が増加傾向にある潰瘍性大腸炎やクローン病は、腸粘膜に慢性的な炎症を起こす炎症性腸疾患であり、炎症を抑える治療が有効ですが、悪化させてしまうと侵襲の大きい手術が必要になるなど適切な治療を続けることの重要性が高い病気です。発症の原因がわからないことから根治に導く治療法がなく、厚生労働省の難病指定を受けており、難病医療費助成制度によって医療費の支援を受けられます。

潰瘍性大腸炎について

クローン病

大腸や小腸で慢性的な炎症や潰瘍を起こす炎症性腸疾患に含まれますが、クローン病は腸粘膜だけでなく口から肛門まで消化管全域の粘膜に病変が生じる可能性のある病気です。罹患者数が増加傾向にある疾患で、若い男性の発症が多い傾向があり、年齢が上がるに連れて発症者数が減少します。

クローン病について

虚血性腸炎

腸管に酸素と栄養を送る血管が閉塞して大腸の一部に血液が届かなくなり、大腸粘膜に炎症を起こしてただれや潰瘍などが生じる病気です。一時的に閉塞を起こしていることが多く、その場合にはほとんどが安静を保つことで回復できます

虚血性腸炎について

小腸がん

小腸がんは、十二指腸がん・空腸がん・回腸がんに分けられ、半数近くを十二指腸がんが占めており、次いで空腸がん、回腸がんとなっています。十二指腸は胃カメラ検査で観察ができ、大腸に近い回腸の一部は大腸カメラ検査で確認が可能です。

小腸がんについて

大腸がん

大腸の粘膜に生じるがんで、放置された大腸ポリープから発生することが多いのですが、粘膜から直接発生することもあります。大腸がんは大腸カメラ検査で早期発見と確定診断が可能であり、早期治療によって侵襲が少なく回復の早い内視鏡による切除でほとんどは完治が期待できます。

大腸がんについて

直腸がん

直腸がんは大腸がんの中でも発症頻度が高いがんです。直腸は肛門や前立腺、膀胱、子宮などに近く、がんのある部位や必要な治療によってはこうした周辺の機能に影響が及ぶ可能性があるという特殊な事情があり、直腸がんとして別に扱われることがあります。

直腸がんについて

便潜血陽性

便潜血検査は、見た目ではわからないほど微量の血液が便に混じっていても陽性になります。便潜血検査で陽性となる疾患には様々なものがあります。いくつもの大腸疾患をはじめ、痔で陽性になることもよくあります。

便潜血陽性について

下痢

下痢が続くと脱水症状が短時間で進行し、危険な状態になることがあります。少量ずつでもこまめに水分補給をしてください。吐き気があって十分な水分補給ができない場合や、子どもや高齢者は脱水の進行が速いので疑わしい場合は早めに医療機関を受診することが重要です。

下痢について

便秘

毎日排便があっても少量しか出ず残便感がある、強くいきまないと出ない、服薬や浣腸をしないと出ないなどは便秘ですが、排便頻度が2日に1度でもスムーズに排便できて残便感などもない場合は便秘ではありません。便秘は大腸がんなど病気の症状として生じていることがあり、便秘が続くと発症リスクが上昇する疾患もあります。

便秘について

血便

血便は便に血液が混じっている状態で、赤い血が付着している場合だけでなく、血液だけが出た、拭いた紙に血が付いた、黒褐色や黒い便が出たなども血便に含まれます。普段とは違う便が出た場合には、血便の可能性がありますので消化器内科を受診してください。

血便について

腹痛

腹痛は様々な疾患に共通した症状ですが、生じている場所、痛みの内容や強さなどが多岐に渡ります。冷えのように日常的な原因によって起こることもありますが、深刻な疾患の症状として生じている場合や早急な治療や処置が必要なケースも存在します。

腹痛について

胃痛

胃痛はみぞおち周辺に起こる痛みです。胃痛は食べ過ぎなどで生じることもありますが、胃炎・胃潰瘍・胃がんなど多くの消化器疾患でもよくある症状です。激しい痛みや吐血するなどの場合は救急処置が必要になる場合もありますので速やかな受診が必要です。

胃痛について

背部痛

背中から腰にかけてという身体の背面に起こる痛みです。骨や筋肉などが原因で生じる整形外科疾患によって生じることが多いのですが、腎臓や尿路などに原因がある泌尿器疾患、血管系の循環器疾患、そして消化器疾患でも珍しくない症状です。

背部痛について

吐血

食道・胃・十二指腸といった上部消化管から出血した血液を口から吐くことです。赤く鮮やかな血液だけでなく、胃液と血液が混じったコーヒーのような液体を吐くこともあります。

吐血について

みぞおちの痛み

胃の周辺に起こる痛みで、食道・胃・十二指腸に原因があって生じることが多い症状ですが、胆のうや膵臓の疾患症状として生じることもあります。日常的に起こりやすい痛みですが、深刻な病気の早期発見につながることもあります。

みぞおちの痛みについて

膨満感

お腹が張る、ガスがたまっているようで苦しいといった症状です。便秘に伴って生じることが多い症状ですが、下痢によって生じることもあります。また、腹腔に水がたまる腹水や難病指定された潰瘍性大腸炎・クローン病など、深刻な病気の症状として生じている可能性もあります。

膨満感について

胸やけ

胸やみぞおちが熱く焼けるような痛みがある状態で、食道や胃に炎症などの病変があって生じることが多くなっています。つかえ感や酸っぱいげっぷ、のどの違和感、飲み込みにくさなどの様々な症状を伴うことがあります。

胸やけについて

胃もたれ

胃がもたれる、胃が重いといった症状は、消化が悪くなって胃に長く食べものが残っていると感じる不快な症状です。胃がんなど深刻な疾患によって生じることもあります。

胃もたれについて

げっぷとおなら

回数が多い、全く出ない、出そうで出なくて苦しいなどの場合には疾患が原因になっていることもあります。近年、発症数が増加傾向にあるとされている過敏性腸症候群には、げっぷやおならが増える症状が起こるタイプもあります。大腸がんや腸閉塞など危険な疾患によっておならが全く出ないこともあります。

げっぷとおならについて

吐き気

消化器疾患の症状として起こることが多く、薬の副作用、目・心臓・脳の疾患、糖尿病など幅広い疾患によって生じることもあります。また、乗り物酔いや妊娠時のつわり、ストレスなど、疾患ではない原因によって生じることもあります。

吐き気について

のどの違和感

近年増加傾向にある逆流性食道炎で起こりやすい症状ですが、食道がんや胃がんなどの重大な病気、アレルギー、風邪など原因疾患も多岐に渡ります。

のどの違和感について

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大田区の内視鏡検査を苦痛なく受けることができるクリニックを特徴数で比較

大田区で苦痛の少ない内視鏡検査を行っているクリニックで特徴ポイント11項目のうち、該当特徴数の多かった3院をピックアップしました。

  • 大田大森胃腸肛門
    内視鏡クリニック

    大田大森胃腸肛門 内視鏡クリニック

    引用元 https://www.oomori-naishikyo.com/

  • 三光クリニック
    蒲田駅前院

    三光クリニック 蒲田駅前院

    引用元 https://www.sanko-clinic.com/

  • おばら消化器
    肛門クリニック

    おばら消化器 肛門クリニック

    引用元 https://www.obara-clinic.com/

特徴

  • 駅近の
    クリニック
  • 鎮静剤の
    使用
  • 最新の
    内視鏡設備
  • 内視鏡専門医・
    指導医の資格
  • 複数医師在籍
  • 月間内視鏡件数
    の実績
  • 内視鏡室は2部屋以上あるのか
  • 男女別の
    更衣室
  • ストレッチャー
  • 胃・大腸
    同時検査対応
  • 院内下剤対応
  • 日帰り
    大腸ポリープ切除に対応しているか
  • 日曜日内視鏡
    検査対応
  • 早朝
    大腸カメラ対応
  • 肛門科標榜・
    診療

公式HPはこちら

特徴

  • 駅近の
    クリニック
  • 鎮静剤の
    使用
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  • 胃・大腸
    同時検査対応
  • 院内下剤対応
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大田大森胃腸肛門
内視鏡クリニック

大田大森胃腸肛門 内視鏡クリニック

引用元 https://www.oomori-naishikyo.com/

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    使用
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  • 月間内視鏡件数
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  • 内視鏡室は2部屋以上あるのか
  • 男女別の
    更衣室
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  • 胃・大腸
    同時検査対応
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三光クリニック
蒲田駅前院

三光クリニック 蒲田駅前院

引用元 https://www.sanko-clinic.com/

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おばら消化器
肛門クリニック

おばら消化器
肛門クリニック

おばら消化器 肛門クリニック

引用元 https://www.obara-clinic.com/

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